秋深し。
シーズン大詰めとか終わりとかいうところも増えてきました。
X2-WESTもいよいよ金曜日には最終節です。

優勝争いも、3部との入れ替え戦回避の争いも。
全試合どこかに絡む最終節展望です。

ではまず、サイドワインダーズ以外の2試合から。

(エキスポ第1試合)ホークアイvsゴールデンファイターズ
勝てば優勝の望みがつながるホークアイと、
4位浮上へ人事を尽くしたいゴールデンファイターズ。
双方ディフェンスのいいチーム同士の対戦ですが、
ここまでリーグ最少失点(20失点)のホークアイ守備が一枚上手か。

ゴールデンファイターズ攻撃は前節に今年初めて、
1試合の獲得200ヤードを超えてきたのだが、
ことにランに対する集まりの速いホークアイ守備に対し、
ゴールデンファイターズ#23大谷をはじめとしたRB陣がどこまで走れるか。
あとのない戦いなだけに、#16鬼崎のキープなども混ぜていきたい。

ホークアイとしては。
今年の優勝の望みと、その先にあるもののために。
堅守のゴールデンファイターズ守備との対決は試金石となる。
#3山口のキープはおそらく警戒されるだろyが。
激しいブリッツを潜り抜けドライブできるか。
#20山本#33麻野らのインサイドのランで刻んでいきたい。

(豊田第2試合)キリックス豊田vsベアーズ
勝てば4位決定のキリックス豊田。
豊田のホームで、キリックスがスポンサーに就き初めての試合となる。
一方、他力本願ながら8点差以上勝ちで4位浮上の可能性があるベアーズ。
厳しい状況だが、1ポゼッションでなんとかなる点差ではある。

まずは前節大雨の中停滞したとはいえ、キリックス豊田の攻撃力を、
ベアーズディフェンスがどう迎え撃つのか。
前節は序盤SWのランに対応できずリードを許していく展開となった。
キリックス豊田の攻撃もまずはランを出して、が基本となる。
DL/LBの集まりでランを止め、パスは一発を防いで粘り強く守りたい。

そして攻撃は、前節SWのラッシュにパスプロが決壊。
3節より採用のパス多投攻撃をするのなら、
まずパスを投げられる状況を作らないと下がっていく一方である。
ここが持てば、レシーバーがそろっているだけに・・・。

さてX2-WEST初めてのシーズンとなったキリックス豊田。
序盤は「勝負に勝って試合に負けてる」ような試合が続きましたが、
前節獲得ヤード的には約倍取られながらも、
しぶとく勝ちきって成長の跡を見せた。
シーズン最終戦、地元で今年の有終の美を飾れるか。

では、エキスポ第2試合。
サイドワインダーズvs富士ゼロックスJ-Starsの試合展望。
・・・というより、SWの勝つ展開を必死に考えてみます。

(11/21早朝完成)


この試合にJ-Starsは勝つか引き分けで優勝→入れ替え戦vs西宮戦。
サイドワインダーズは・・・ホークアイが勝てば12点差以上勝ちで逆転。
ホークアイが引き分けまたは敗戦で、勝てば逆転。

条件がまだ定まってはいませんが。
ここでは厳しい方の12点差勝ちという部分にフォーカスを当てて書いてみます。

12点差勝ち。タッチダウン2本差つけて勝つ必要がある、と。
サイドワインダーズの攻撃力・得点力を加味して考えると。
相手の自滅がなかったら、2ポゼッションものにできれば御の字か。
ということで。

SWディフェンスは完封必須。
これが12点差をつけて勝てる一番確率の高い方法でしょう。
猶予があってFGの3点。
これならまだ2ポゼッションで何とかできる範囲である。

そのためには、まずは相手のランを封じること。
大型RB#3高柳の独走が一番怖いのだが、
前節でもホークアイ守備が行ったように、低いタックルと集まり。
スピードに乗る前に群がること。

J-Stars攻撃は#3高柳に加え、ここにきて#22藤高の調子が上がってる気がする。
スピードとカットのキレでここ一番で走ってきたエースの存在も怖いところ。
そして要所で飛んでくるQB#8杉谷のキープ。
Gのプルと一緒に来て非常に止めにくいプレーである。

迎え撃つSW守備陣だが。
幸い、今年のSWのDL陣はここ数年で最高の仕上がりを見せている。
#91稲垣#10家入らのライン戦で優位に立ちたい。
あと、前節ホークアイが見せた5-2守備の採用もありかと思う。
その場合、DL/LBどちらでも使える#50牧野#43伊賀並の出来次第。
特にスピード豊富な牧野がいけるようだと非常に面白い。

あと、自分がJ-Starsの立場なら。
最初にタッチダウンを奪ってしまえばSWは3タッチダウン必要な計算となり、
いきなり極めて優位な立場にたつことになる。
速攻で1TD取りに行く展開は充分ありうる。
よしんばうまくいかなくても、じっくりやれば戦力的に優位なわけであるし。
その場合はランプレーをフェイクしたプレーアクションパス。
SW守備の右CBの背後を襲うことが一番考えられる。
ある意味スペシャルプレーもやりどころか。
とにかく、試合の入り方は極めて大事。絶対に先制されないこと。

今季のJ-Starsのスタッツを見ると、ランパス比におけるランの多さが目に付く。
J-Starsの試合であればある程、ランの比率は高まるだろう。
であれば。ランを止めてパスの比率を高めざるを得ない展開に持ち込みたい。
ただそれもパスを撃ち落としてのこと。
LBの背後を狙う#88石田などへのパスを、
#6松本#13徳永らSF陣がどこまで抑えられるか。

そして。あと勝つために必須となるのが、ターンオーバー奪取。
論理的根拠はないが、今まで見てきた経験則から行くと、
最低限3つ。特に相手陣内で1つは奪ってチャンスを作りたい。
J-Stars攻撃でターンオーバーなしは初戦のみ。チャンスはある。

その上で得点だが。
SWの得点力において大きな役割を果たすのがリターン。
ただ今回はJ-Starsのカバーも非常に速く、難しいと思う。
特にパント時の#87行田のパントの滞空時間とカバーのタイミングはバッチリ。
#1門谷#2谷原らがリターナーがキャッチするジャストタイミングで襲いかかる。
(これだけでも今までのチームとは一味もふた味も違う)

SWの飛び道具#6松本対策としては「松本に蹴らない」が基本だが、
このチームだと「あえて松本に蹴って即タックルでダメージを与える」という
真っ向勝負で十分抑え込める。
SWはこの真っ先に襲いかかる#1門谷#2谷原らをブロックして、
#6松本がスピードの乗れるようにするか。
はたまたパンター#87行田にプレッシャーをかけいいパントを蹴らせないか。
自分は後者のほうが可能性がある気がする。
もしリターンで得点が奪えるようだと、SWの展望が大きく開けるが・・・

その上で、SWのオフェンス。2タッチダウンは必須。
一番大事なのは、「チャンスを逃さない」こと。
前節ホークアイはゴール前で迎えた3度のチャンスで1度しか得点できなかった。
J-Stars守備は「大明神」#5森安を軸に今年も堅守。
チャンスがそうそうあるとは思えない。来たチャンスは必ずタッチダウン。

ここまで3試合ドライブ力のなさを露呈したSW攻撃だが、
ベアーズ戦で#1大丸のフル回転もあり、ランが出たことで状況が好転。
今季初の大量得点となった。
またパスに関しても、#35重良がシュアなキャッチを見せ、
#4国府#15大橋に続く第3のレシーバーとして光明が見えた。
この流れを持続したいところ。
J-Starsの3-4守備を崩すために、ランを出すことは絶対条件。
#52田口#73伊藤ら大型になったOL陣ここで頑張ってほしい!

で、J-Stars守備で要注意人物は何と言ってもILB#5森安。
スピードあふれるプレーでラン止めてよしパスカバーしてよし。
ボールのあるところに#5あり。
大一番となった前節ホークアイ戦ではこれでもか!!!
というくらいプレーに絡んでいた。
できれば避けて通りたいところだが、それは不可能な話だろう。
であれば、どこまでブロックするなり振り回すなりで消耗させられるか。
彼との勝負が、SW攻撃の命運を握るといってよい。

あとは、反則・ターンオーバーは厳禁。
春の対戦でもインターセプトをきっかけに均衡は崩れた。
SW攻撃の集中力が問われる。
今季まだ出してない「寺田スペシャル」をはじめ、
持ってるものはすべて出すくらいで挑んでほしい。

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J-Starsは・・・もう書き続けてますけど。
「♪今季の本命鉄板です!」という状態で。
この試合に関しても普通に実力を出せば勝てるわけで。
ほんと隙がない状態。
先日も試合前にJ-Starsのチアさんと話をしたら。

「うちもギリギリで勝ってますので」
「油断するとやられるので」


・・・まったく受け答えに油断も隙もありゃしない^^;
チーム全体に高い意識が行きわたってる証拠でしょう。

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SWにとっては、条件は非常に厳しいです。
がしかし、自力での逆転が残っているだけありがたい!

12点差で、必ず勝つ。
その後押しをスタンドでするだけです。

SWを応援の皆様。
23日はエキスポに来てください!
彼らの挑戦を見届けてやってください!
よろしくお願いいたします。