今日はライスボウル!!家でのんびり見てました。
いやー面白いゲームでした!

シーガルズが猛攻を見せた1Q。
関学が最後スペシャルで追いついた2Q。
インターセプトからの勝ち越しを機に試合が動き出した3Q。
そして逆転再逆転の4Q!

スタッツはこちら

実力的にはこのスタッツが表す通りでしょう。
しかし、関学フットボールの総合力が、この接戦を呼びました。
それを最後の最後に上回ったオービックシーガルズもお見事。

3連覇おめでとうございます!
1Qはオービックのペース。
最初のシリーズでWRのブロック力を生かしたヒッチと、
ミドルパスを絡めて前進してオープニングドライブであっけなくTD。
次のシリーズもパスで前進して関学ゴール前に迫ります。
しかし、ここでブロッカーを集めたヒッチパスを、
後ろパスで受けた#18木下がファンブルロスト!
これを関学が押さえターンオーバー。
まずここは第1のポイントか。
これで2ポゼッション差になってるとヤバかった…。

2Qに入り、オービックはQB#15龍村を使ってパスに出ますが、
関学守備が落ち着きを取り戻したか、
パスカバーもタックルもよくなってきます。
関学攻撃はオービック守備の前に苦戦を強いられますが、
1Qから#27堀本がカバーチームとの連携よくナイスパントを連発。
オービック攻撃の開始地点をだいたい自陣深くからに強いたことが、
前半のロースコアの展開を呼んだ一因となります。

双方1本ずつのインターセプトがあった後。
関学が前半終了間際ゴール前に侵攻。
あぁフィールドゴールで3点返して終わりかなぁと思ったその瞬間!
ホールダー桜間の右フェードパスがドフリーの#80南本へ…!
サイドラインを踏んでしまい惜しくもTDはならずもゴール前へ!
そして最後はQBに入った#28鷺野の左オープン→
リードブロッカーのはずの#43望月へ浮かせたパスが通りTD!

苦戦を強いられた関学が追いついて折り返した!

しかし3Qに入り勝ち越したのはオービック。
いきなり#3滝沢が関学畑のパスをインターセプトすると、
最後は#6菅原→#18木下へのタッチダウンパスに仕留め14-7。

3Qは双方FG失敗があり迎えた4Q。
オービックはまたも関学陣に侵攻します。
関学攻撃とオービック守備の力関係から行くと、
2ポゼッション差は厳しいよなぁ…と思った矢先!

TBに入った#18木下の右スイープでファンブルフォースに合い、
まさかまさかのターンオーバー!オービックまたも試合を決めそこなう。

返しの関学しかし自陣でオービックに抑え込まれ4thダウン。
パントか厳しいなぁ…と思ってたら!
ここで出たパントフェイク#87小山のリバース!
ちゃんとパンターは蹴るふりまでしての後ろ渡し。芸が細かい・・・。

ここから勢いに乗り、4thギャンブルも畑のスクランブルで乗り切って。
ゴール前#43望月のTDランで1点差!

そして選んだ2点コンバージョン。
ノーバック左に4人、一番後ろに#43望月。
望月が後ろパスからブロッカーを大量にひきつれエンドゾーンに突進!
と思いきや!ギリギリのところで#87小山へチェストパス成功!
またも来たスペシャルで関学ついに逆転!

残り3分、返しのオービック攻撃だが、ロングパスを#37鳥内インターセプト!
この時点で残り1分40秒ほど。オービックタイムアウト残り2。
関学はインバウンズデッドで時間を進める。
オービックは2度のタイムアウト消費。
3rdダウン、ダウン更新なら関学勝利ほぼ確定・・・だったが、
畑のスクランブルは届かず。
そして・・・関学のパントはややショート。
これをオービック#7池井にダイレクトで取られ、オービック敵陣スタートの攻撃権!

これを今まで通り普通の飛距離出るパントだったら?
カバーとの連携は充分過ぎるくらい整っている。
ただ、相手もそれは見こしてるはずだし、高いパントはリターンの可能性もある。
短い目で転がしてリターンのされないパント。
今までの裏を書く意味もあったかもしれない。
関学にとっては、最後これが痛恨だったとは思う。

しかしあれをあそこで取りに行ける方がすごいなぁ、と。
今までは飛距離あるパント蹴ってたんだから。
あんなところに普通リターナーおけないでしょ。
スカウティングの結果なんかなぁ。それがほんとうにすばらしい!

そして残り34秒からオービック菅原がパスを決めてくる!
最後は#20古谷のランで残り10秒再逆転で勝負あり。

たらればはいろいろあるけど、まずは本当に激戦を戦った両チームに拍手。
今回は「間違いなく面白い試合になる」って触れ回ってたけど、
その予想をはるかに超える戦いでした。

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あと。試合前の産経新聞の記事に出てた「オービックタイム」について。
昨年は後半特に物議を醸したオービックの負傷者が出た時の対応だが、
今年は特に見苦しいところも感じず終わりました。

ホンマに「オービックタイム」なんて言葉あったんやろか??
検索かけてみましたが、
それを指摘する声は昨年のライス以外では上がってません。

ただあんな言葉が生まれるってことは常習犯か、
昨年のライスでの印象がよっぽど悪かったかどちらかでしょう。

そんな小賢しい時間稼ぎをするチーム。
オービックシーガルズはそんなイメージを持たれてる可能性が高い。
それを払しょくする戦いを今後はしてほしく思います。

それと同時に。
本当に怪我がどの程度なのかは本人たちしか分からない。
けが人の搬送に時間をかけることだってあるはずなのです。

もしそれが頻発する試合があったとして。
それを「またあれオービックタイムやで」みたいな感じで。
簡単に揶揄するような風潮だけはなってほしくない。
それは強く思います。