日本のフットボールシーズンも終わりまして。
あとはNFLのプレーオフがいよいよスタートする中ですが。

まぁ前にも書いたテーマかもしれませんが。

オービックシーガルズの応援席と言えば、
「参戦」という言葉をキーワードにした巻き込み方が近年ハンパなく、
その象徴が相手攻撃3rdダウンで繰り広げられるクラウドノイズ。

これに関しいろんな意見はあると思いますが。

自分としては、
「スタンドから自然発生したのはいいけど、
 チーム主導で煽るクラウドノイズはいいとは思わない」

というのがひとまずの結論です。

ただ、今一つ自分の中でしっくりいっていない部分もあって。



応援を「チームを勝たせるための手段」とした場合、
そのベクトルには大きく分けて二つの方向がある。

①「味方の力を引き出すためのもの」
そして、
②「相手の力を落として相対的に上回るための工夫」
 
①に関しては言わずもがな、ですね。

②に関して言うならば。別に直接的に足を引っ張るだけでなく。
浦和のホームとか強い時の甲子園の雰囲気とか。
乗り込んできたチームの選手がプレッシャーを感じるほどの強烈なホーム感。
これも広義の②に加わってくると思います。

で、クラウドノイズですが。
味方のディフェンスに対する声援という解釈もあるでしょうが。
その言葉からもあるように、騒音で相手のプレーコールを邪魔する。
その意図からしてかなり直接的な②のアプローチ手段ですね。

で、対戦してるチーム間で、競技以外の手段で勝利を掴みに行く手段を講じる。
ひどい言い方をすれば、相手の足を引っ張る行為を主導する。
こいつはいかがなもんか。それはあるんです。
 
なので現行のXのトップチームが展開するクラウドノイズは好きではない。

ただ、bjとか行ったらアウェーチームのフリースロー時のブーイングは、
完全にアリーナというかチーム主導ですね。
NFLだってホームチームはクラウドノイズ煽ってる。

別にこれに関しては何も思わないんですよねー。

プロだから?一種のショーだから?

けどXリーグ見に行く人とプロスポーツ見に行く人と。
見に行くっていう行為の目的を考えると、そんな変わらないはずなんですよね。
究極的には、自分が楽しい時間を過ごしたいってだけで。

実際相手のフリースローに対してのブーイングとか。
たぶんガルズのクラウドノイズも。
中に入ってやってみるとある種の楽しさはあるんですよね。
※自分はガルズのクラウドノイズはやったことありませんが。

まぁ、チーム主導の方がのっかりやすいのは間違いないと思う。

それで止まったりすると「自分が止めたった!」的な気分になったりもする。
#そんな気分は幻想でしかないのだけど(笑)
#チームに付くリピーターを作るってことを考える上で。
#この手の幻想は非常に大事な部分だったりする。

そんなこと思うと、「是か非か」という観点において。
「非」と言いきれない部分があるかなぁ、と。

まぁプロスポーツはホーム&アウェーが基本なんで。
相手にクラウドノイズやブーイングを浴びせる機会と浴びせられる機会が半々ある。
現状のXだと基本セントラル会場なんで、
やったもん勝ち、なところが出てくるので、それもどうかと思う部分はある。

そもそもNCAAルールに準拠してる日本のルールにおいて、
クラウドノイズは認められてない、と言われればそれまでだが。
それをどこから取り締まるのか、は明確にはならないだろう。

客の立場からして。
やってしまいたい時は多々あるし、そういう意図で仕掛けたこともあるし。
ホイッスルとかで明らかに邪魔するならともかく。
客席から自然発生した声はグレーゾーンでいいかなぁ、
というよりグレーゾーンにしておいてほしい。
こいつを取り締まるのは、熱気に水を差すことに等しいから。


でもそのあたりも込みにして。
自分の中でいまいちすっきりとした結論が出ません。

というわけで、まとまらない文章をあえてアップしてみました(笑)